御挨拶 名誉会長  | 岐阜薬科大学同窓会

会報九重(ここのえ)

御挨拶 名誉会長 

岐阜薬科大学長 勝 野 眞 吾

katsuno

 岐阜薬科大学同窓会会員の皆様方には、 益々御健勝に御活躍のこととお慶び申し上げます。 各地域の本学同窓会支部はそれぞれの支部長のもと、 強い結束力と活動力により同窓会活動を活発に進めていただいていますことに深く敬意を表します。 加えて、 皆様方には教育研究基金をはじめ、 なにかと大学に御支援いただいておりますことを厚く御礼申し上げます。
この2年ほどの間に、 本学は、 新しく10名の教授、 2名の准教授、 1名の講師、 7名の助教、 1名の寄附講座特任教授を迎え、 若返るとともに、 ワクチンや薬物動態、 レギュラトリー・サイエンスなど新しい教育・研究分野への視野を広げました。 加えて在宅医療やかかりつけ薬局など社会的ニーズの高い分野で貢献、 リードできる質の高い薬剤師の養成にも力を注いでいます。 また、 中京大学と協定を結び、 PhD (博士・薬学/薬科学) と MBA (経営管理学修士) の双方を取得できるダブルデグリープログラムをスタートさせ、 学生達の可能性を拓く環境整備を進めています。
薬学教育が基本的に6年間と長くなり、 また学生にはグローバルな視野と社会のニーズを把握して柔軟にそれに対応する力を身につけることが求められています。 しかし、 このような長期で多様な教育は、 学生や保護者に経済的な負担増を強いる側面を持ちます。 このため、 従来の日本学生支援機構やその他団体からの奨学金に加えて本学独自の学生支援の強化に努めています。 具体的には本学同窓生の村山元氏のご厚志による寄附金を原資として、 「村山記念奨学金」、 「村山記念国際交流奨学金」 をスタートさせ、 返還不要の学費支援や学生 (院生) の海外研修の支援を行っています。 また、 同窓生の方々からのご厚志による教育研究基金を使わせていただき 「岐阜薬科大学成長支援助成金 (チャレンジ助成金)」 を平成26年度から始め、 博士課程進学、 ダブルデグリー取得、 ボランタリーな地域貢献活動など、 学生の自主的で、 意欲的な活動を支援して、 学内の活性化を図っています。 これらの支援は、 学生達の視野を外に広げ、 それぞれが自らの可能性を確信することに繋がると考えています。
さて、 本年3月15日、 学部の卒業式および大学院修士課程の学位授与式 (修了式) を行い、 新薬学教育のもとでの第3期生を世に送り出しました。 今回、 6年制の薬学科を卒業した学生は68名、 今年の本学の薬剤師国家試験合格率は国立大学、 公立大学、 私立大学の薬学部の平均を上回りはしましたが、 残念ながら 73.49%と厳しい数字となりました。 本学薬学科は、 薬剤師国家試験合格のみを目標とするわけではありませんが、 この最低限のハードルは全員クリアできるよう、 大学をあげて努力したいと思います。 一方、 4+2年制の薬科学科大学院を修了した学生は30名、 そして薬科学科の学部を卒業した学生は44名でした。 このコースを修了、 卒業した者のほとんどは就職 (製薬企業、 行政等) あるいは進学いたしました。 一部はさらに2年間科目等履修生として薬剤師国家試験受験資格を得るためにがんばっています。
以上、 本学の近況をお伝えしてご挨拶とさせていただきたいと思います。 同窓会の諸先生方には後輩のため、 母校の発展のために、 今後とも一層のご指導とご支援を賜りますよう心からお願い申し上げます。
今年度本学を巣立った新しい同窓生には、 卒業に際して、 全国の各同窓会支部へ積極的に参加するよう伝えました。 新しい同窓生に対して温かいご支援とご指導、 ご鞭撻をいただきますようよろしくお願い申し上げます。
今年、 村山元氏 (専門2回)、 廣川節男氏 (専門14回) の本学創成期の大先輩が相次いでお亡くなりました。 お二人には本学に対して、 変わらぬ熱い思いを注いでいただき、 実質的にも多大な御支援をいただきました。 心よりご冥福をお祈り致します。

九重79号より

岐阜薬科大学

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