研究室紹介 | 岐阜薬科大学同窓会

会報九重(ここのえ)

研究室紹介

〈創薬化学大講座 薬品化学研究室〉
薬学・科学の本質を支えていくのは 「人」
~チャレンジ精神とプロ意識の醸成を目指して~
教 授 佐治木 弘 尚

 薬品化学研究室 (旧薬品化学教室) は昭和24年4月、 旧制岐阜薬学専門学校が新制大学に昇格すると同時に横山復次教授を主任として発足しました。 昭和30年には組織の再編成により、 宮道悦男学長による教授兼任のもとに再スタートし、 千田重男・牧敬文・廣田耕作・佐治木弘尚の各教授により順次主宰され、 現在に至っています。
 研究に関しては、 教室設置当初の駆虫薬・局所麻酔薬の合成研究を皮切りに、 核酸を含む複素環化合物の合成・反応性と医薬品開発への応用研究そして、 生体類似反応に関連した有機化学的研究が脈々と続けられて参りました。
 21世紀に入ってからは、 主として 「環境に配慮した新しい有機合成反応や触媒の開発」 とともに、 「医薬品化学・プロセス化学・環境化学への応用」 を目指した研究を推進しています。 その成果の一部として、 PdC(en)、 PdFib、 PdPEI、 Pd/C(Ph2S)、 Pd/MS、 Pd/BN、 Os/C など、 数々の新規選択的触媒の開発に成功し、 和光純薬工業 (株) やエヌ・イーケムキャット (株) で試薬として市販していただいておりますし、 当研究室で開発した重水素標識反応も受託合成事業として実用化されています。
 特に最近では、 ルイス酸を触媒とした新しい有機反応の開発、 無毒で天然に豊富に存在する水を材料とした酸化・還元反応への展開、 さらには次世代エネルギーシステムへの応用など、 有機化学、 医薬品化学にとどまらず、 地球環境を志向したチャレンジングな研究テーマにも、 すべてのメンバーが一丸となって取り組んでおります。
  現在の研究室は、 門口泰也 准教授、 澤間善成 助教、 森重千絵 事務担当と佐治木を含む4名の職員、 新川美紀 客員共同研究員、 矢部雄貴 客員共同研究員 (米国 Scripps 研究所博士研究員、 日本学術振興会特別研究員と兼務)、 山田強 研究生とともに、 今西崇宏 (博士課程3年・社会人)、 浅井彰太 (博士課程1年) 服部倫弘 (博士課程1年) を筆頭とした学生20名 (以下、 修士課程6名、 6年生3名、 5年生2名、 4年生6名) で、 各自の目標に向けて研鑽を積んでいます。 また、 週二回の学生独自の勉強会では活発な議論が展開されており積極性が育まれています。 本年3月に横浜で開催された日本薬学会第 133 年会では18件の一般演題を発表するなど、 学生諸氏の活躍には特筆すべきものがあります。 さらに平成19年度以降、 米国ミシシッピ大学化学科やペンシルベニア大学化学科などに、 在学中の2~6か月間、 博士課程の大学院生を中心に合計9名の学生が留学して、 先方での研究に従事するなど、 国際的センスの養成を見据えた取り組みも進めています。 研究以外でも、 学内外の様々な行事に真剣モードで参加しており、 五月祭のソフトボール大会では見事優勝いたしました。 また、 名市大や富山大学の皆様とのスポーツ・学術交流や同窓生を交えたバーベキュー大会などチームワークを重視した様々な活動を展開しています。
 自主性、 積極性を大切に、 バランスのとれたポテンシャルの高い人材育成を目指してさらに前進して参る所存です。 同窓会の皆様には、 今後とも変わらぬご指導ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げます。
(詳しくは研究室独自で制作しているホームページhttp://www.gifu-pu.ac.jp/lab/yakuhin/index.html をご覧下さい)

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