新任ご挨拶 | 岐阜薬科大学同窓会

会報九重(ここのえ)

新任ご挨拶

医療薬剤学大講座薬物治療学研究室 教授 保住 功vol76新任-保住功

 

同窓会の先生方には益々ご健勝にてご活躍のことと存じ上げます。私は平成23年4月1日より、薬物治療学研究室で教育・研究を担当させて頂くことになりました保住 功(ほずみいさお)と申します。
昭和62年、新潟大学大学院(脳研究所神経内科)を卒業し、米国アルバート・アインシュタイン大学に2年間留学、岐阜大学医学部で10年間の神経内科学、老年医学の研鑽の後、本学に参りました。
高齢化に伴い患者の数が急増しておりますアルツハイマー病、パーキンソン病、筋萎縮性側索硬化症などの神経難病の病態解明、治療薬の開発に取り組んできました。生活習慣病、感染症などと比較し、まだまだ薬物療法の開発が遅れている分野です。私はこれまで抗酸化物質、重金属結合蛋白であるメタロチオネインを主軸に全国の薬学系の先生方とメタロチオネインの機能解明、治療薬の開発に取り組んできました。今後はこのメタロチオネインとiPS細胞の活用を考え、有効な治療法のなかった神経難病の画期的な治療法の開発に取り組んでいきたいと存じます。これまで病気に苦しめられてきた患者様やご家族に福音となるような薬物を開発し、社会に貢献していきたいと考えております。
また、昨年より厚生労働省の難治性疾患克服事業の一つとして、特発性両側性脳内石灰化症、すなわちファール病研究班の班長を務めております。
もとより浅学菲才の身ではありますが、岐阜薬科大学において薬学と臨床医学(神経内科学・老年医学)の融合的研究、医歯薬看護の融合教育を目指し、全力をあげて邁進する所存でございます。
同窓会の先生方には今後とも一層のご指導、ご鞭撻を賜りますよう宜しくお願い申し上げます。略儀ながら新任の挨拶とさせて頂きます。

 

 

基礎教育大講座英語研究室 教授 西尾 由里vol76新任-西尾由里

 

同窓会会員の皆様にはますますご健勝にてご活躍のこととお慶び申し上げます。 この度、 本年4月1日より、 基礎大講座英語研究室の教授として赴任いたしました。
2007年に名古屋大学国際開発研究科国際コミュニケーション学科より学位を取得し、茨城大学に勤務いたしましたのち、基礎大講座において英語教育を担当しております。薬学科、薬科学科の学生とも、薬剤師・研究者になるために、英語のコミュニケーション能力が必要だといわれますが、今回の未曾有の大震で、世界は国を超えたglobal villageであることが強く印象づけられました。東北の被害には比べようもありませんが、私自身、茨城大学の研究室におり、尋常ではない揺れを経験しました。しばらくは電気・水・ガソリンなど不自由な思いもしましたが、特に体調を崩すこともなく健康で過ごせたことをありがたく思ったものです。その後、医療関係者の人たちの東北での献身的な働きが報道されました。薬剤師の仕事としても、手元にある限られた薬から患者に必要な薬を処方するという真の実力が問われたとのことでした。今回の震災から、海外での研究や仕事のために英語が必要という認識から、日本で様々な言語話者と日本語以外のコミュニケーションの道具としての英語力を養成していかなくてはいけないという認識を新たにしたともいえるでしょう。そのような教育の一端を担うということで身が引きしまる思いがしています。
私の研究テーマは、心理学的手法、音響分析、アイカメラなどを用い、日本語母語話者の英語音声の知覚・産出のメカニズムを明らかにし、最終的には、英語教育全体への応用、貢献することを目指しています。早期英語教育、バイリンガル教育の枠組みからスタートし、現在では、対象を大学生と敷衍した研究を展開しています。さらに、科研などの外部資金を得て、多文化共生社会を支える「リンガフランカとしての英語能力養成」という視点に立ち、実際のコミュニケーションの障害となる母語影響を明らかにし、選別し優先順位を確立する研究を行っています。その基礎研究を基に効果的なコミュニケーション及びプレゼンテーション能力養成につなげていきます。さらに、就職や実社会にも役立つTOEICなどの外部試験で成果が表れるようにしたいと思っています。
同窓会の皆様には今後ともご指導ご支援の程、 宜しくお願い申し上げます。 また会員の皆様の益々のご健勝とご繁栄をお祈り申し上げ、 新任のご挨拶とさせていただきます。

岐阜薬科大学

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