御挨拶 幹事長 | 岐阜薬科大学同窓会

会報九重(ここのえ)

御挨拶 幹事長

幹事長 足立 哲夫

adachi

 同窓会員の皆様にはますますご健勝にてご活躍のこととお慶び申し上げます。日頃より、同窓会の活動に格別のご支援とご協力を賜り、厚くお礼申し上げます。
 この度の同窓会役員会(5月14日)におきまして今年度の幹事長の大役を仰せつかりましたので、九重の紙面をお借りして会員の皆様にご挨拶申し上げます。
 去る3月11日の東日本大震災、それに引き続く原発事故に被災されました同窓会員の皆様には心よりお見舞い申し上げます。また、直接的ではないにしろ仕事面、生活面で大きな影響を被られた方も多いかと存じます。薬業界におきましても、医療機関や薬局の被災による患者治療や地域住民ケアへの影響のみならず、一部の医薬品については製造・流通が一時ストップし、その影響は全国に広がりました。今回の震災・事故は日本の豊かな生活、特に活動エネルギーの多くを電気に頼っている社会の脆さを露呈した格好になりました。数か月が過ぎた今でも、主に原発事故に端を発した国民の健康や食の安全性の問題の拡大に復旧・復興が追いつかない状況を脱していません。しかし、これを機に、余りにも利便性を追求した社会を見直し、よりシンプルでエコな社会生活を目指す必要性を感じているところです。
 同窓会におきましては、役員会の折に、被災されました同窓会員の皆様を何とかご支援したいというご意見を頂きました。本来ならば、そのような会員の方々を直接ご支援するのが同窓会としての活動ではありますが、被災地が余りにも広範で、被災状況を詳細に把握することが難しい上、間接的に影響を受けられた方も多く、個々の方々をご支援することは現実には不可能との判断から、役員会にて「岐阜薬科大学同窓会」として義援金をお贈りすることが決まりました。これを受け、後日、地元新聞社を通じて寄贈しましたことをここにご報告申し上げます。
 私は大学26回(昭和53年)製造薬学科の卒業であり、修士課程を修了した後、母校に奉職し、今年で32年目を迎えました。その間、薬学教育をとりまく社会的要請の変化への対応、特に医療薬学関連の教育・研究の充実を目指して平成9年に本学に新設されました臨床薬剤学研究室に異動になり、現在に至っています。また、母校に務める同窓会員として、会計、九重編集、副幹事長の仕事に携わってきましたが、同窓会事務局の業務は多様で臨機応変な対応が求められることが多く、改めて今回の任の重さを感じております。この1年は、副幹事長の田中稔幸先生をはじめ、学内幹事(会計幹事:伊藤哲朗、中村光浩、庶務幹事:三浦 剛、九重編集:杉山 正)の先生方とともに、宇野 進会長のもと同窓会事務局として会員の皆様方のお役に立てるよう全力を尽くす所存でございます。何卒、ご指導ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げます。
 平成18年から新しい薬学教育がスタートし、本年はその6年目となりました。皆様ご存知のように、本学では6年間の教育課程の「薬学科:定員80名」と4年間の「薬科学科:定員40名」の2学科を併設しております。薬学科第1期生には本年度が最終年度となり特別実習(卒論)の仕上げ・発表会を迎えています。本学科の学生は全員が薬剤師免許の取得を目指していますが、卒業後の進路につきましては、病院・薬局への就職を希望している学生は約半数であり、半数は製薬関連企業や官公庁等への就職希望者や大学院博士課程への進学希望者です。一方、薬科学科第1期生はすでに学部を卒業していますが、ほとんどの学生が修士課程に進学したため、実質的には本年度が本学での最終年度になります。薬科学科卒業・修士修了生は旧修士修了生とは異なり薬剤師免許を持たずしての就職になりますが、約2/3の学生が製薬企業等への創薬・研究者としての就職を希望し多くは順調に内定に至っているようです。約1/3の学生は博士後期課程進学や官公庁等への就職を希望しています。いずれにいたしましても本年度は両学科とも第1期生が社会に巣立つ年になります。同窓会員の皆様には、今後、直接的、間接的に彼らに接する機会を持たれると思いますが、後に続く若い同窓生を厳しく、暖かくご指導下さいますようお願い申し上げます。
 本学では、来年、創立80周年を迎えます。その間の全卒業生数は約10,200名に上っておりますが、残念ながら、その中には約2,100名の物故者も含まれており、現在の同窓会総会員数は8,100名ほどになっております。また、ここ数年の九重発行部数の推移から推して会員数はほぼ定常状態になっていると思われます。一方、会費収入につきましては、僅かではありますが減少傾向にあります。同窓会は皆様からの会費により運営されております。会員の皆様には今一層のご理解、ご協力を賜りますようお願い申し上げます。また、本学では来年9月に創立80周年を記念する事業を予定しています。本誌p.65に掲載しておりますように、現在、勝野眞吾学長、森 裕志事業実行委員長のもと鋭意準備を進めています。同窓会員の皆様には本事業へのご参加、ご協力を頂きますよう重ねてお願い申し上げます。
 末筆ながら、同窓会員の皆様のますますのご健勝とご発展をお祈り申し上げ、ご挨拶とさせていただきます。

九重76号より

岐阜薬科大学

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